2026.07.15高齢者に多い骨折について
【高齢者に多い骨折について】
ずっと自宅で安心して暮らすために
高齢者の骨折は、転倒や段差につまずいたことがきっかけで起こることが多く、生活の質に大きな影響を与えます。特に大腿骨や手首、背骨(圧迫骨折)などは、日常生活の動作が難しくなり、早期の治療とリハビリがとても重要です。
当院では、急性期病院と連携して骨折された患者様が、「自宅で再び安心して暮らせること」を目標に支援しています。
■ 高齢者に多い骨折ランキング(5つ)
高齢者に多い骨折は、以下の部位が中心です。
- 大腿骨近位部骨折(太ももの付け根) → 立てない・歩けない状態になりやすく、入院が必要になることが多い。
- 橈骨遠位端骨折(手首) → 転倒して手をついた際に起こりやすい。
- 脊椎圧迫骨折(背骨) → 転倒だけでなく、軽い負荷でも起こることがある。
- 上腕骨近位部骨折(肩) → バランスを崩して横に倒れた際に多い。
- 肋骨骨折 → 転倒やぶつけた衝撃で起こりやすく、呼吸時の痛みが強い。
これらの骨折は、骨粗鬆症が背景にあることが多く、再骨折のリスクも高いため、治療と予防の両方が重要です。
■ 骨折が「要介護」につながる原因ランキング
高齢者の骨折は、要介護状態につながることがあります。 その主な理由は以下の通りです。
- 歩行能力の低下 → 大腿骨や脊椎の骨折は、歩行が困難になり、活動量が大きく減る。
- 筋力の低下(廃用症候群) → 痛みで動けない期間が続くと、筋力が急速に落ちる。
- 転倒への恐怖心 → 「また転ぶかもしれない」という不安から外出が減り、生活が縮小する。
- 認知機能の低下 → 入院や環境の変化がきっかけで認知機能が落ちることがある。
- 骨粗鬆症による再骨折 → 一度骨折すると、次の骨折が起こりやすく、生活の自立度が下がる。
骨折は「手術」だけでなく、運動と栄養、メンタルケア、家族のサポートを含めた生活の再建と再骨折予防がとても大切です。